テーマは多様性!感性が刺激される「ニフレル」の展示手法とは
質問:ニフレルは「感性にふれる」というコンセプトのもと、多様な生き物たちの個性や魅力を紹介しています。他の水族館とどのように違うのか、また工夫されている点を教えてください。
回答:展示テーマは多様性です。一般的には生息域を統一して展示されていることが多いですが、ニフレルでは「色彩の多様性」や「行動の多様性」など、ニフレルでは生きものがもつ多彩な個性をテーマごとに展示し、その魅力を直感的にわかりやすく表現しています。また展示空間は、生きものたち本来の色や模様を観察していただくため空間全体を7色に変化させる「インスタレーション」という手法を用いています。その他の各ゾーンもテーマを空間全体で演出し、表現しています。
ニフレル館内
生きものとお客様をつなぐ架け橋としてQR Translatorを導入
質問:どのような課題や目的からQR Translatorの導入を決めましたか?
回答:先入観を持たず、お客様それぞれの感性で生きものを観察していただくため、生きものの解説は五七五で表現するなど最低限にとどめ、より詳しく知りたい方はキュレーターが生きものとお客様の架け橋となることで対応していました。しかし、インバウンドのお客様の増加や、コロナ禍でのコミュニケーション自体の難易度が上がった際に、どんな状況でもより多くのお客様に生きものの魅力を伝えることができるツールを検討し、導入を決めました。
カクレクマノミの展示についているQR Translator
「音声読み上げ機能」をナレーションとAI音声で効果的に使い分け
質問:QR Translatorの「音声読み上げ」機能を音声ガイドとしてご利用いただいている理由を教えてください。
回答:ニフレルに訪れるすべての人に楽しんでいただけるように音声読み上げ機能を採用しております。ニフレルのテーマなどはお客様により伝わりやすいナレーションを使用し、変更の可能性がある生きものの展示に関しては変更のしやすさから自動生成によるAI音声を活用しています。
音声ガイド告知ポスター
直感的に編集できるエディタで大部分をニフレル自身で作成
質問:TOPページは弊社で作成し、それ以外のコンテンツをご自身で作成された理由をお聞かせください。
回答:ニフレルのテーマ性を表現するためにTOPページ以外はニフレルで作成しています。編集も直感的に操作できるため、とても使いやすく感じています。
日本語、英語
「位置情報制御機能」の活用
質問:QR Translatorの機能のひとつである「位置情報制御(オプション機能)」もご利用いただいております。この機能を追加しようと思った経緯と感想を教えてください。
回答:ご来館いただいた方の満足度向上の目的と、実際に訪れたときの感性を大事にしていただきたいため、エリアを制限して提供しています。
ニフレル館内
QR Trasnlator導入後の反応
質問:QR Translatorを導入して以降、館内オペレーションの面で良い変化はありましたか?外国人含む来館者やスタッフからの反応・感想や具体的なエピソードがあれば教えてください。
回答:これまで海外の方への対応が館内パンフレットのみであったため、QR Translatorを通して、たくさんの方に生きものの魅力を伝えることができています。お客様からはその解説を入口として質問をいただくこともあり、コミュニケーションのきっかけとしてもご利用いただけています。
ニフレル館内
「ダッシュボード機能」でQRコードの設置場所や訴求方法を検討
質問:マーケティング分析(ダッシュボード機能)をご利用いただいた感想や、活用できるような新たな発見があれば教えてください。
回答:一目でほしい情報がわかりやすく手に入るため重宝しています。特に「訪問ページ数別ユーザー」からはどこの生きものが注目されているのかなどがわかりやすく、QRコードの設置場所や訴求方法を検討する良い材料になっています。
ダッシュボード機能:訪問ページ数別ユーザー(例)
※ニフレルのデータではありません。
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