【事例紹介 023】京都伝統産業ミュージアム ―活気づくインバウンド対策!京都の伝統産業の魅力を日英併記だけでなく15言語で発信―



京都伝統産業ミュージアムについて教えてください

当館は、京都市の伝統産業74品目を全て紹介する施設として、令和2(2020)年3月にリニューアルオープンしました。当館では、工芸とアートが融合した作品など、幅広い観点で現代になじむ伝統産業を紹介しています。また、継承した伝統的技術を用いて、現代の生活に調和するものづくりを追求するつくり手たちの活動を積極的に発信し、つくり手と使い手がともに伝統産業の今を見つめ、これからを思い描く、自由なスタイルで交流できる空間の創出を目指しています。令和5(2023)年9月から新たに館内でのプチ工芸体験の実施や、これまで週末のみの実施だった職人実演を平日にも拡大するなど、当館での時間をより楽しんで頂けるよう機能の充実を図っています。

74CRAFTS WALL

エントランス

2020年にミュージアムをリニューアルしてから、初期と比べるとどのように変わりましたか?

2020年のリニューアル前の施設は、京都市が指定している伝統工芸の作品を紹介し、目で見て楽しむことがメインの施設でしたが、リニューアル後は作品紹介はもちろんのこと、製作工程や触って遊べる展示を設置し体感型施設へ変更しました。その結果、来館者が身近に伝統工芸に触れることができ、滞在時間も比較的伸びたと思われます。ただ、リニューアル直前にコロナが流行し、臨時休館等が続いたことにより、来館者の数は想定外に伸び悩みリニューアルの成果が図れていないのが実情です。2022年の秋頃よりコロナ状況が改善し、来館者が少しずつ戻ってきています。2023年9月からは有料化(一般500円)を実施し、無料だった時より少し来館者は減少しましたが、それ程影響はありません。有料化により館内での滞在時間が比較的に長くなっています。

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多言語対応をしようと思った理由を教えてください

2020年のリニューアルを機に、展示を全て日英表記にしてキャプションを付ける等準備してきましたが、コロナで約3年は外国人の方の来館はほぼなかったのが現状です。しかし、コロナが明ければインバウンドが戻ると想定されたことから、不便なく作品鑑賞をしていただくため、英語圏の来館者だけではなく他言語を使用される来館者を迎える必要性がありました。そのため多言語に対応するツールを探して、コロナ中に準備しようと検討しました。

QR Translator付きパネル

QR Translator付きパネル(拡大)

QR Translator採用の決め手は何ですか?

外国人観光客を迎える準備として、QRコードを用いた多言語対応の中で、操作的に簡易で費用的にも適しているものを検討していたところ、QR Translatorの話を聞き、1つのQRコードで最大15言語表示することができ、展示物の邪魔をせず多言語化もできることから、使い勝手が良さそうだと判断し採用しました。

来館者がQRコードをスキャンすると、どのような情報が表示されますか?

当館情報を含め、京都市が指定している伝統工芸品74品目を5カテゴリー(衣・食・住・職・礼)に分けて、各品目の解説が表示されます。

言語一例 英語 タイ語 日本語

京都伝統産業ミュージアム × QR Translatorまとめ

利用開始時期

2023年9月~

京都伝統産業ミュージアム 公式HP

https://kmtc.jp/
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