2022/07/20
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福岡市は、人口160万人を超える政令指定都市で、海に育まれた歴史や文化、豊かな自然環境と充実した都市機能などの財産に恵まれ、国内外から住みやすいと評価されている都市です。
ごみの減量及びリサイクルの推進や、事業所ごみの排出指導・啓発、環境美化に関する業務などを行っています。
福岡市のごみ収集で特徴的なのが夜間収集と戸別収集です。
令和3年度に実施した『市政アンケート調査』によると、家庭ごみの夜間収集に関して「満足」「どちらかといえば満足」という回答を行った人が97.8%、戸別収集に関して「満足」「どちらかといえば満足」という回答を行った人が91.0%という結果でした。
夜間収集への満足度が高い点については、朝の慌ただしい時間帯ではなく日没後にごみを出せることや昼間にごみ袋が出ないためカラスがごみを荒らすことが少ないことなどが、戸別収集への満足度が高い点については、地域でごみ集積所を管理する手間が省けることや家の前にごみを出せるので高齢者や身体の不自由な人にも負担が少ないことなどが、大きな理由と考えています。
転入後すぐに必要となるごみ出しの情報をできるだけ多くの言語で、かつ情報を入手しやすいツールで提供しなければならないことが課題でした。QR Translatorは専用アプリのダウンロード等が不要で、必要としている方がすぐに見ることができるという点にメリットを感じ、導入を決めました。
市内の不動産管理会社や日本語学校などにQRコードを印刷したチラシをお配りして、外国人入居者や留学生の方にお渡しいただいています。
また、QRコードが印刷されているステッカーも作成し、マンションの掲示板や市指定のごみ袋を取り扱う販売店の商品棚など、人目につきやすいところに掲示していただいています。
対応言語を決めるにあたり、市内の居住者のうち、割合が多い日本以外の国籍上位10言語を導入言語としました。加えて、 それ以外の言語を母国語とする方や、簡単な日本語であれば読み取れる方向けに日本語ページは※「やさしい日本語」で用意しました。
※在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン(出入国在留管理庁ホームページ)
https://www.moj.go.jp/isa/support/portal/plainjapanese_guideline.html
日本語学校にチラシをお渡しした際に、「既存のごみ出し案内にある言語(英語・中国・韓国語)圏外の国籍の生徒も多いため、QR Translatorのように多言語に対応したツールがあると、どの生徒にも説明しやすく助かる。」というお声をいただきました。1つのQRコードに11言語が集約されているされているため、言語ごとに複数の案内物を用意せずに済む点が関係者/利用者双方のメリットだと感じています。
今後も利用者のニーズに対応したシステムの改良など、市民の皆さまの利便性が高まるシステムをご提案いただければと考えています。
・2019年12月~
QR Translatorにご興味を持ってくださった皆さまへ
お問合せフォームにご利用イメージをご記載いただきましたら、参考資料をお送りいたします。
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