2017/06/28
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日本人にとって漢字は普段見慣れている為、中国語の文章もなんとなく理解できることがありますよね。
漢字は古代中国から日本に伝わった文字ですが、現在日本で使われている漢字は日本語として変化を遂げてきている為、中国語での表記と異なることが多々あります。また、中国語と言っても、実は一括りにできないほど、言語間に大きな差があるのです。
それでは、中国語にはどのような種類があるのでしょうか。
長い歴史を持つ中国語には「簡体字」と「繁体字」があります。
元々は「繁体字」が使用されていましたが、1950年代の漢字簡略化法案の成立によって漢字の普及が求められるようになり、より簡単な表記にした簡体字が生まれました。繁体字は簡略化されておらず画数の多い字体ですが、簡体字は日本語の漢字よりも更に簡略化された文字を用いています。
地域によって、使用言語は分かれています。
インバウンド対策をする際には、北京やシンガポール、マレーシアからのお客様が多いのか。それとも、台湾や香港からのお客様が多いのか。訪日客の出身地によって、またターゲット地域によって、簡体字と繁体字を使い分ける必要があります。
下の表を見て頂くと、簡体字と繁体字では表記方法が異なり、同じ漢字でも色々な種類があることがよく分かります。
また、表記方法だけでなく、表現が大きく異なる単語もあります。
このように、日本語の方言以上に簡体字と繁体字は異なります。簡体字圏のネイティブに聞いたところ、繁体字は読めるけれど、正しい表記は出来ないと伺ったことがあります。たとえ、おおよその内容を理解はできても、簡体字版を読んでいるはずなのに、文中に繁体字の単語や表現が多用されていては、違和感を覚えてしまいますよね。
上記の通り、簡体字圏、繁体字圏それぞれのお客様に適したターゲット言語の翻訳を用意する必要があるという事がお分かり頂けたと思います。同じ中国語でも簡体字と繁体字では漢字表記も表現方法も異なりますので、ターゲット地域に合わせて言語を選択する事をお勧めします。
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