商店街に来店する訪日外国人数の増加
日本経済新聞によると、大阪や神戸、高知や長崎など西日本10市の商店街では来店者の18%を訪日外国人が占めるそうです。
近年のクルーズ船の寄港や格安航空会社(LCC)の就航増加により、5年後には来客の20%を超すと予想されており、訪日客の消費をいかに取り組むか、各商店街の対策が注目されています。
訪日外国人の傾向
政府統計によると、2017年7月までの1年間に日本から出国した外国人の内、西日本の空港や湾港を利用した人は1,145万人を記録し、この1年間で18%も増えたそうです。この内、70%以上が観光やレジャー目的で、西日本を訪問する外国人観光客が費やした飲食や民芸品の買い物の消費額は年間7,000億円を超えます。
家電製品や日用品の爆買いツアー客は減ってきている一方、リピーターの個人客が増加傾向にある為、「品ぞろえの充実」に力をいれる店舗も増えています。食料品を買う外国人観光客の中には、産地を指定する人が増えており、「国産、日本製を増やす」に重きを置く店舗もあるそうです。インターネットが世界中に普及している今日、世界中のモノを簡単に手に入れることが出来ますが、日本限定品等、そこでしか買えない貴重なモノには訪日外国人にとっては魅力的な商品となります。何度も日本に来ているリピーター客をターゲットにするのであれば、商品の充実は欠かせません。
また、商品の充実に加え、飲食店では「ムスリム フレンドリー」を掲げ、宗教に配慮したメニューを用意する店も増えてきています。世界中には様々な宗教や食文化の中で生活している人がおり、食物アレルギーを持った人もいるので、訪日外国人数を増やす為に様々な状況に対応できる店造りに積極的に取り組む企業や店舗が増えています。
言葉の壁対策が必須
西日本10市の商店街で来店者に占める訪日外国人数の割合を調査したところ、大阪が39%と最も高く、50%を超えると回答した店舗もありました。神戸や高知でも訪日外国人数は全体の10%を超えており、日本各地で訪日外国人数が増加していることが分かります。
今回の調査では、商店街全体の58%の店舗が訪日外国人数の増加に期待しており、特に高松では70%、神戸68%と高い関心があると回答されました。一方、商店街を訪れる訪日客を増やしたいものの、課題として挙げられたのは「多言語メニュー」や「多言語ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」など、言語に関する内容が40%を占めました。
言語の課題に対して実施している対策や工夫としては、メニューや商品説明の外国語表示に加え、「直接、コミュニケーションを取る」「英語で話しかける」といった積極的に多言語で対応する姿勢や「中国語に対応できる人材確保」等の雇用対策を行っている回答も目立ちました。
QR Transatorで多言語対応
直接外国語で話しかけたり外国語に堪能なスタッフを雇うには、多くの工数や費用がかかってしまいます。また、メニューや商品説明の多言語表示についても、それぞれの外国語版を用意するには多額の印刷代が必要です。
工数や費用を少しでも抑えたい場合にぜひ検討頂きたいのが、「QR Translator」です。
「QR Translator」は、QRコードを使って簡単に多言語表示ができるサービスです。メニューや商品パッケージにQRTコードを付け、訪日外国人がそのQRTコードをスキャンすると、自動的にスマホに設定されている言語を識別し、外国語を表示します。QRTコードを付けるだけで多言語表示が可能になる為、訪日外国人対応策として簡単にご利用頂けます。
また、音声読み上げ機能やSNSでの情報拡散機能も付いているので、多言語対応を検討されている方や訪日外国人客の増加に向けて何か対策を考えている方には最適なサービスです。日本全国の自治体や有名な観光地、大手メーカーの商品パッケージにも既に採用されておりますので、ぜひ弊社の実績集もご参考下さい。
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