埼玉県川口市 納税関連案内の多言語通知に「QR Translator」を採用 3万人を超す外国人住民に税環境をユニバーサルデザイン化

2020年5月11日

株式会社PIJIN

報道関係者各位

プレスリリース

埼玉県川口市 納税関連案内の多言語通知に「QR Translator」を採用

3万人を超す外国人住民に税環境をユニバーサルデザイン化

株式会社PIJIN(本社:東京都中央区、代表取締役:高岡 謙二)が開発・運営を手がけている多言語表示サービス「QR Translator」が、埼玉県川口市の住民向け多言語通知に採用されました。4月末より固定資産税の納税通知書にて利用を開始、今後様々な通知書等に活用される予定です。

川口市の外国人住民は年々増加を続け、その数は3万9千人を超え、人口の6%を占めるまでとなっており、長らく多文化共生を積極的に推進する自治体として知られています。平成29年度(2017年度)の「第2次川口市多文化共生指針」では「日本人住民と外国人住民の多様性を活かした元気な川口のまちづくり」を基本理念として策定。外国人住民向けの様々な施策に取り組んでおり、情報提供の多言語化など、コミュニケーション支援に力を入れています。

日本語が不得意な外国人住民にとって、郵送物ごとの重要度判別がつかないことが課題。しかし、市としては住民の使用言語ごとに案内を印刷・同封することは非効率であり、省スペースで多言語に対応した「QR Translator」を採用することで、発送物の一律多言語化を実現。より効率的に市民向けの情報伝達を可能としました。また「QR Translator」に実装されているアクセストラッキング機能により、多言語化された通知の閲覧状況を検証することで、提供情報の改善につなげていきます。

■発送物の例 固定資産税に関する納税通知書

川口市 固定資産税に関する納税通知書

■対応言語(2020年4月現在)

計12 言語(うち9 言語は音声読み上げ付):日本語(原文)、英語、中国語簡体字、韓国語、中国語繁体字、ブラジルポルトガル語、ベトナム語、タガログ語、ベンガル語、ネパール語、ヒンディ語、トルコ語(翻訳は全て人力、読み取りページ掲載順)

川口市 QRT読み取りページ

■今後の利用予定

市民税・県民税 納税通知書
市税(国民健康保険税を除く)納税催告書
国民健康保険税 納税通知書
国民健康保険税 催告書

多言語表示サービス「QR Translator」について

QR Translatorは株式会社PIJINが提供しているQRコードを使った多言語表示サービスです。ユーザーがQRコードをスキャンするだけで、ユーザー端末の設定言語が認識され、自動的に翻訳文を表示します。

QRTコード(二次元コード)を利用した、情報インフラ・プラットフォーム

■利用イメージ

大阪府泉佐野市、奈良県奈良市、愛媛県内子町

■主な機能

  • 専用アプリ不要:QRコードをスキャンするだけなので、専用アプリのダウンロード不要
  • 39言語対応※:最大15言語の選択が可能
  • 貼り替え不要:web上で簡単にコンテンツの修正・更新が可能
  • 音声読み上げ機能つき:障がい者の方にも情報を届けられるインフラ・サービス

※2020年5月12日時点(最新の対応言語数は機能紹介ページを参照ください)

■主な受賞実績

  • 2016年 世界発信プロジェクト「革新的サービス大賞」
  • 2017年 Keihanna Venture Championship「特別賞」
  • 2017年 九都県市のきらりと光る産業技術表彰「東京都代表」
  • 2018年 ジャパン・レジリエンス・アワード「強靭化大賞」

※「QR Translator」は株式会社PIJINの登録商標です。
※「QR Translator」の仕組みは日本、米国、ロシア、中国、香港、マカオ、韓国で特許を取得済です。

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本件に関する問い合わせ先について

株式会社PIJIN
担当:高野
E-mail:press@qrtranslator.com
TEL:03-4531-9690

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