2019年4月8日
株式会社PIJIN
報道関係者各位
プレスリリース
災害時等に多言語で遅延・運休情報を発信する「Bosai QRT」を
多言語案内ツール「NANKAI TRAVEL GUIDE」で利用開始
2019年3月29日、株式会社PIJINは、南海電気鉄道株式会社(以下、「南海電鉄」)のお客さま案内ツール「NANKAI TRAVEL GUIDE」(2017年度~)に、災害時等に多言語で遅延・運休情報を発信する「Bosai QRT」(以下、「本システム」)を導入いたしました。鉄道事業者における本システムの導入は全国で初めてとなります。
2018年6月18日に、大阪で発生した大阪府北部を震源とする地震や台風による大雨の被害を受け、在住者や大阪を訪れた人々へ多大な影響を与えました。その際、駅などに滞留することを余儀なくされた外国人への情報伝達の希薄さが課題になりました。浮き彫りになった「多言語における情報伝達」の課題を解決すべく、今回、本システムの導入へと至りました。
本システムの導入により、遅延・運休等発生時に南海電鉄の利用客が「NANKAI TRAVEL GUIDE」を読込むと15言語で遅延・運休情報が表示されます。この情報は南海電鉄がHPで発信する運行情報と連動しているため、公式かつ正確な情報発信が可能となっています。
「Bosai QRT」はQR Translatorの仕組みを利用した防災情報発信システムです。南海電鉄では、これまで南海電鉄HP上で列車運行状況を更新してきましたが、今回HP上で更新した情報をQR Translator側で読取り、15言語で瞬時に情報発信を行います。
情報発信の方法としては ①「NANKAI TRAVEL GUIDE」内すべてのページ上部にアラート表示、②列車運行状況ページの更新の2種類が行われます。
遅延・運休等発生時にNANKAI TRAVEL GUIDEページを更新すると、先に述べた遅延・運休情報が自動的に表示され、利用客への瞬時の案内が可能となります。
南海電鉄沿線の自治体・観光スポットと情報連携を進めることで沿線の魅力向上を図ります。
災害発生時に自治体や観光スポットで利用されているQR Translatorページ上で南海電鉄の列車運行状況ページリンクを表示し、南海電鉄の遅延・運休情報を沿線付近の必要としている方々へ15言語で届けることが可能となり、利用客へのサービス向上を狙います。
15言語(日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、アラビア語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語)
QR Translatorは株式会社PIJINが提供しているQRコードを使った多言語表示サービスです。ユーザーがQRコードをスキャンするだけで、ユーザー端末の設定言語が認識され、自動的に翻訳文を表示します。
QRTコード(二次元コード)を利用した、情報インフラ・プラットフォーム
※2019年4月8日時点(最新の対応言語数は機能紹介ページを参照ください)
※「QR Translator」は株式会社PIJINの登録商標です。
※「QR Translator」の仕組みは日本、米国、ロシア、中国、香港、マカオ、韓国で特許を取得済です。
大阪支社:〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町2-1-14 KDX北浜ビル10F
担当:マーケティング部 部長 冨山 拓朗
E-mail:inquiry@qrtranslator.com
TEL:06-7166-2820