アンケート調査のDXを実現するQRT多言語サーベイ

博物館や美術館、ホテルや旅館、レストランなどで、国籍や言語を問わず幅広いお客様にアンケートを実施する際、従来の紙のアンケートでは、多言語対応の調査票を準備・印刷する手間や、それを集計する際の労力が非常に大きな負担となっていました。また、アンケートを実施する際、お客様ごとに用紙を使い分けるのは困難で、実施するタイミングや、その為の人員の確保など、課題になる点が数多くあります。

それらの諸課題を解決する方法として、Webを利用したアンケートも徐々に普及してきました。しかし、対象となるお客様ごとに多言語対応を行ったり、言語別に回答を集計するのは効率的とは言えません。また、アンケートがPC利用者を前提に設計されている場合、その場での率直な感想を即座にフィードバックしてもらうのが難しくなることもあります。

QR Translatorを利用した多言語サーベイでは、このような課題に対してスマートなソリューションを提供させていただきます。

特長

1. フィードバックを得たい場所に設置して、非接触でのアンケート回収が可能。
2. QRコードを読み取った人のスマートフォン言語を自動判別して、該当言語のアンケート内容を表示。
3. 回収されたアンケートはWeb上のデータベースに自動保存。日別・言語別に閲覧が可能。
4. フリーテキストなどの複数言語で記載された回答結果は、自動的に日本語へ翻訳されて管理画面上で原文と一緒に確認が可能。
5. 全ての回答結果は、日次範囲や言語を選択してCSVダウンロードが可能。
6. 複数言語による回答を、ひとつのデータセットとして扱うことが可能。
   （例：設問２で「A.満足」と回答した人を、全ての言語を横断して集計するなど）

QRT多言語サーベイは、複数言語の調査票作成、多言語での回答集計、そして回答内容の翻訳といった作業を、シンプルかつ効率的なフローで実現することができます。この仕組みにより、調査票の作成から回答の集計や翻訳レポートの作成までを、より簡単かつ低コストで行えます。すでに、いくつかの政府機関や自治体、民間企業の調査で導入されています。

ご利用方法

STEP1：調査票の作成

アンケートの準備は簡単です。ご用意いただくのは、日本語での質問内容だけです。その後、プロのネイティブ翻訳者が対象言語へ翻訳し、QR Translatorのシステムに情報を登録します。最終的に、お客様には1つのQRコードを発行・お渡しいたします。 発行されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、端末の設定言語を自動的に判別し、その言語で調査票が表示されます。また、レンタル端末などで異なる言語が表示された場合でも、画面上部のタブから簡単に言語を切り替えることが可能です。

STEP2：調査の実施

お渡しするQRコードは、複数の場面で同時に活用いただけます。例えば、宿泊施設の客室に設置したり、名刺に印刷してフィードバックを収集したり、日本語の調査票と一緒に印刷して、その調査票を多言語対応にすることも可能です。また、日本語で回答する方でも、ペンが手元にない場合などは、スマートフォンでQRコードを読み取って入力する方が便利に感じることもあるかと思います。QRT多言語サーベイは日本語にも対応しており、複数の言語で記入された情報をデジタルデータとして一元管理することができます。

STEP3：データの納品

QRT多言語サーベイでは、オンラインで回答された内容が即座に翻訳、登録されたメールアドレスに送信され、弊社のサーバーにも同時に保存されます。お客様にはQRコードに加えて、専用のIDとパスワードをお渡しいたします。弊社サーバーにログインすると、保存された回答データをリアルタイムで確認できます。また、回答言語や日付ごとにデータを絞り込んで表示することも可能です。さらに、調査が完了した後には、すべてのデータをCSV形式でダウンロードすることができます。

STEP4：データの分析

QRT多言語サーベイを複数の地域で実施して頂く場合には、回答者の位置情報*1 についても、管理画面の地図上にプロットされた状態でご確認いただけます。また、回答者の位置情報には、回答に利用した言語の情報も紐付けられている為、管理画面上では、回答者の言語と地理的なディストリビューションを視覚的に把握することも可能になります。例えば、越境ECで販売する製品や、空港で購入されるお土産物等にひとつのQRコードを付けて頂くだけで、グローバルな多言語サーベイが実施出来ることになります。

想定顧客層

• 美術館・博物館等の展示施設
• ホテル・旅館等の宿泊施設
• ⾃治体・DMO等（観光、⾏政サービス、防災など）
• 調査会社
• メーカー・小売業（商品パッケージへの印刷）

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^{*1 位置情報は、回答者がスマートフォンの位置情報に対して「許可」を出した場合にのみ取得されます。また、回答者の個人情報に配慮して、意図的に100m程度の誤差がランダムに生じる方法で位置情報を取得しています。（自宅等の特定に至らないため）}